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2015-08-25(Tue)

由利聖子の「チビ君物語」について

「チビ君物語」とは戦前の雑誌「少女の友」に連載されていた少女小説です。内容的には微笑小説とされ、日常ほのぼの系の1話完結の小説です。
このほのぼの感か個人的にすごく好きなのだが、単行本(正、続の2冊)には未収録の話がいくつかあり、なかなか読むことができなかった。もとの掲載誌の少女の友もこの時期のものは図書館でもあまりなくて、困ってたんだけど、最近偶然に「花も嵐も」という雑誌の1997年10月号から復刻連載されてることが分かった。やっとこれで全話読むことができると喜んでみたが、よく調べるとこの雑誌1997年12月号で休刊している。つまり10月号から復刻連載されてるとしても3話分しか掲載されてないとこになる。とがっかりしたのがだ、さらによく調べると、私が唯一読めてない「マリアさまの微笑」は3話目の話だ!ぎりぎり掲載されてるかも!
というわけで昨日、久しぶりに国会図書館に行って確認してきた。予想通り「花も嵐も」1997年12月号に「マリアさまの微笑」は掲載されてた!これでようやっとすべてのエピソードを読むことができた。私が「チビ君物語」を知ってから随分たつが、これで自分の中で完結した思い。嬉しいと同時に、もうこれ以上未読分のエピソードがないとうのが、ちょっと悲しくもある。

ちなみに単行本未収録の作品は以下の3つ。マリアさま以外の二つはすでに「少女の友」で確認済み。

「マリアさまの微笑」昭和10年(1935)2月号
「定期試験の日」昭和11年(1936)4月号
「トマトと三人の女の子」昭和11年(1936)9月号

今、「チビ君物語」を手軽に読もうとするなら三一書房の小説少年小説大系がおすすめ。大きめの図書館ならたいていあると思う。これの24少女小説名作集(一)に「チビ君物語」、25少女小説名作集(二)に「続チビ君物語」が収録されている。ただこれも単行本からいくつかのエピソードが省略されてるので注意。具体的には「利ィ坊さまと乞食」「祭りの翌朝」「青空日記」「チビ君慰問帖」。

実は「チビ君物語」に関してはもっと手軽に読む方法がある。ネット環境があれば近代デジタルライブラリーで普通に読めてしまうのだ。「続」がないのが残念だが。

以上、これまで調べて分かったことを簡単にまとめてみました。
2015-08-17(Mon)

「ターザンと豹人間」エドガー・ライス・バロウズ(1935)

ターザン・ブックス19冊目。
ライオンマンの次は豹人間です。豹人間といっても頭に豹の被り物をかぶり手に鍵爪をつけた集団で見た目は怖いけどただの人間です。後半からほとんど登場しなくなるし、なんだか拍子抜けする。
ターザンは最初、記憶喪失の状態で登場。前にも記憶喪失になったことがあったが、今回も偶然による事故で記憶を失う。しかし、ストーリー構成上あまり意味がなかったような気がする。
白人が数人登場するが、みな名前ではなくあだ名で呼び合ってる。本名がわかるのは最後のほう。ネタバレしないための策なのだが、ばればれな感じであまり効果があったとは思えない。
今回は全体的にいまいちだった。
2015-07-23(Thu)

「ターザンとライオンマン」エドガー・ライス・バロウズ(1934)

ターザン・ブックスの18冊目。
今回はいろいろ内容てんこ盛りでおもしろかった。
タイトルから想像すると、ターザンが最強の敵ライオンマンとガチンコバトルする話かと思ったが、実際に読んでみるとぜんぜん違っていた。
ライオンマンとは、映画のキャラクターまたはそれを演じる俳優スタンレー・オブロスキのことだった。オブロスキは見た目こそターザンそっくりだが、性格は臆病なへたれキャラだ。
ターザンそっくりな役者が登場するのは以前にも「ターザンと黄金の獅子」であったけど、本格的に映画の撮影隊が登場するのは初めてか?これが書かれた時代はすでにターザンが映画化されてヒットしてるころなので、そのへんに影響されたのか。
また途中から出てくるゴリラの部落もおもしろい。白人のマッド・サイエンティストに遺伝子改造されてるのは「ドクターモローの島」っぽいし、英語をしゃべるゴリラのイメージは「猿の惑星」を思い出させる。
今回、ヒロインは3人も登場する。有名女優で高慢なナオミ・マディスン、そのナオミとそっくりなためナオミの代役をするロンダ・テリィ、野生の女・バルーザ。特にバルーザは全裸でジャングルを走り回る金髪の白人女でおもしろい。だが、バルーザの登場は最後の方のちょっとだけなのが残念。もっと活躍を見たかった。
本編の後、それから1年後のエピローグがある。ハリウッドを訪れたクレイトン(ターザン)が、映画関係者にターザン映画に出てみないかと誘われる話で、この話だけで独立した短編のような話になってて面白い。
ちなみにこの世界の人々にとってターザンは実在する人物というより架空の伝説上のキャラクターのような存在だ。なのでクレイトンがターザンであるという発想はまったくなく、クレイトンがターザンだと最後まで気づかない。
2015-07-03(Fri)

「ターザンと黄金都市」エドガー・ライス・バロウズ(1933)

ターザン・ブックス17冊目。
今回登場する黄金都市の女王ネモーネは、あきらかに以前登場したオパルの女司祭長ラーの焼き直しだな。いよいよねたに困ったのか?あるいは、リベンジのつもりだったのか?ラーの扱いは結構中途半端なとこがあったが、今回のネモーネはがっつり本筋にからんでる。

ラストの唐突な展開は、後味悪いな。あまりにもネモーネがかわいそう。何の救いもなく終わってしまった。ネモーネさえいなくなれば、すべて丸く収まるのはわかるんだけど。う~ん・・・。後、表紙の絵がおもいっきりラストシーンを描いてるのもどうかと思った。
エピローグも短すぎて物足りない。

中盤の展開は、そこそこおもしろかった。
いけにえの女がターザンの目の前でライオンに食い殺されるシーンがあった。この女は名もないただのモブキャラかもしれないが、ターザンが助けられなかったのは珍しいかなと思った。
2015-05-02(Sat)

「勝利者ダーザン」エドガー・ライス・バロウズ(1940-1941)

ターザン・ブックス16冊目。
この本には長めの中編一本と短編2本が収録されている。

「ターザンと難船者」
ターザンといえばアフリカが舞台のことが多いが今回は太平洋上の絶海の孤島が主な舞台なのがめずらしい。
最初ターザンはアメリカで見世物にされるため檻に入れられ船に乗せられているのだが、この時どうゆうわけか言語に障害がありしゃべることができない。そのせいで周りから野蛮人扱いされてる。
その後結構あっさりその障害はなくなるが船が嵐で難破し絶海の孤島へ。アフリカじゃなくてもターザンは相変わらず超人的な活躍をするが、一方マヤ人の末裔である原住民たちは一緒に船に乗ってきたライオンやゾウやオランウータンを初めて見てびっくりぎょうてんする様が楽しい。
今回ヒロイン的キャラは3人いるが、話の規模を考えると多いな。白人一人と現地人一人でも十分な気がする。
後、始終ターザンに対して悪態をつくおばさんがいるのだが、ほんとうにうざい。

「ターザンとチャンピオン」
タイトルだけだと、ターザンとチャンピオンがボクシングで勝負するのかと思ったが、実際には乱暴なチャンピオンがアフリカでターザンに出合いすこし改心する話だった。ルール無用のジャングルではチャンピオンがターザンに勝てるはずもなく、一方的な戦いになるのが残念。できれば、ターザンがチャンピオンの土俵で戦う展開も見たかった。

「ターザンとジャングルの殺人者」
タイトルだけだと、ターザンが凶悪な殺人鬼と戦う話かと思ったが、読んでみるとちょっとした推理小説になってる。これはいい意味で裏切られた。
ジャングルで殺人事件が起き容疑者が何人かいるのだが、ターザンもそのうちの一人になる。周囲にターザンを知る者がいないので、ターザンは狂人扱いされ狂人なら殺人の動機はいらないとかいわれるのが楽しい。最後はターザンの名推理で事件は解決する。ターザンと推理物という組み合わせが楽しい一遍だった。
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