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「ターザンと黄金の獅子」エドガー・ライス・バロウズ(1923) 

ターザンブックスの9冊目。前回の舞台・秘境パル・ウル・ドンからの帰り道から始まる。
帰り道、孤児のライオンの子供を拾って帰ったターザン。そのライオンにジャド・バル・ジャと名づけて訓練する。今回は、このジャド・バル・ジャがターザンの相棒として活躍します。

そして、またしてもオパルの宝庫から金塊を取ってこようとするターザン。困った時のオパル頼みだな。今回はオパルだけでなく、さらにその先にある未知の国にもいく。そこで、またいろいろ事件が起きます。

今回登場するヒロインは、ジェーンとオパルの女司祭長ラーとオパルの金塊をねらう白人グループのリーダー・フローラ・ホークス。

ラーは今回で3回目の登場だが、すでに処女でなくなってる。そのためか無理にターザンに結婚を迫るようなことがなくなって、聞き分けが良くなった。ラーはこれまで3回登場してるが、いつもクライマックスまで登場せず、途中退場してしまう。ちょっとかわいそう。

フローラ・ホークスは悪女だが、貪欲なだけで根はそんなに悪いわけではない。いろいろひどい目にあって最後には改心する。今回一番のヒロインは彼女でしょう。

ジェーンもそれなりに活躍した。悪漢に犯されそうになったときも自力で敵を殺して逃げてるし、ずいぶんたくましくなった感じ。
ジェーンが、焼死体になって死んだと勘違いされるシーンがあるが、前にも同じパターンがあったな。

フローラの雇った偽ターザン登場。その正体はターザンそっくりな映画俳優エステバン。最初は憎めない悪役かと思っていたが、最終的には自分をターザンとおもいこんだり、仲間を殺して宝石を奪ったりする。最後まで死ななかったけど、再登場もありえる?
ジャド・バル・ジャも最後まで元気に活躍してたが、今後も登場するのかな?
[2014/11/27 22:11] 読書 | TB(0) | CM(0)

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