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2012-09-29(Sat)

大林清著「母恋ちどり」を読んで

古本屋で買った「母恋ちどり」を読んだ。昭和36年ポプラ社刊。

最初はいかにも昔の少女小説にありがちな展開で退屈だったが、途中からおもしろくなり、続きが気になって一気に読める。

とにかく人物関係が複雑だ。
メインのヒロインである清川ゆみ子と、彼女と敵対関係にある静子は、どちらも生みの母と育ての母がいるのだが、ゆみ子の生みの母と、静子の育ての親が同一人物なのがポイントですね。この辺の人間関係が結構複雑でうっかりすると混乱してしまう。

ストーリーはゆみ子の母親が亡くなるところから始まる。父親も数年前に亡くなっており、ゆみ子は母親の友達である桂邦子夫人に引き取られる。当初、ゆみ子は、亡くなったのが生みの親だと思っていたが、彼女を引き取ってくれたおばさん(桂夫人)こそが、のちに実の母親だと判明。

一方、桂家にはゆみ子と同い年の静子がいた。この桂家の事情がまた面倒だ。静子の父親はお婿さんであり、生みの母はすでに亡くなっていて、桂邦子夫人が後妻としてやってきた。そこへ今度は、桂夫人の実の娘であるゆみ子がやってきたことになる。当初、静子はゆみ子に同情して仲良く学校へ通っていた。

ところで、静子の生みの母には妹がいて、現在柏木に住んでいることから柏木のおば様と呼ばれていた。名前は横田順子という。この順子夫人が悪い人で、桂夫人とゆみ子が、桂家乗っ取りをたくらんでると勝手に思い込み、静子を味方につけ、桂夫人とゆみ子の秘密を暴こうとする。この辺から死んだと思っていたゆみ子の実の父親(村瀬真吾)が登場し、私立探偵も加わっての情報戦がおもしろい。

しかし、最後はかなり強引な終わり方だった。騒動の原因が自分にあると感じたゆみ子は家出して、人買いに売られるのだが、銀座で花売りをしていると、ばったり知り合いとあったりするのは都合がよすぎる。
騒動の原因の順子夫人が放火犯として逮捕されるというのも、ずいぶん強引な展開だ。いくらなんでもそこまでの悪人とは思えないんだけどな。

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コメント

私も小学生の頃、読みました。
懐かしいですね。
古本屋に行けば、売ってますか!?
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