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2012-08-26(Sun)

由利聖子著「蕾物語」を読んで

先日久しぶりに国会図書館に行ったら、システムが一新されてて驚いた。使いやすくなったのか、使いにくくなったのか?まだなれてないので、使いにくいと感じてしまう。

さて、由利聖子といば、なんといっても代表作の「チビ君物語」が一番好きなのですが、それについてはいずれまた書くつもり。
今回は図書館で「蕾物語」を読んだ。2005年にゆまに書房から「帝国」戦争と文学のシリーズのひとつとして復刻されたやつです。もともとは昭和16年に雑誌「少女の友」に連載された作品らしい。

基本的には4人の少女の成長物語という感じ。
4人の中で一番メインとなるのは女学校一年の細川桃代。なかなか素直じゃないいじけ虫です。彼女が他の3人と知り合うことで素直な性格になっていく。
桃代と最初に出会うのは、4年生の磯村都。桃代のお花の先生の娘です。家は裕福ではないが弟妹たちの面倒をよくみるよきお姉さんとう感じ。学級委員でバスケットのキャプテンという設定。そのため桃代が都と知り合いなのを同級生がうらやむシーンがあるが、二人がエスっぽい関係になることはない。あくまで普通の友達です。
次に登場するのが赤石玉枝。会社でタイピストとして働く行動派。後に満州に転勤することになる。
最後の一人は山城菊子。料理屋の娘。この店は浅草、新宿、渋谷にそれぞれあるので、娘の菊子は手伝いに忙しい。しかも父親は遊んでばかりでなかなか店に顔を出さない。

以上4人の少女がいろいろなエピソードを通して成長していくわけです。4人はそれぞれ性格が違いますが、「チビ君物語」のチビ君や利ィ坊様のようなあだ名もなく、ややキャラが薄く感じる。

後、すでに戦時下のため、物資不足などの描写があるのだが、全体的にはのんきな作風で、とても戦争中というような感じがしない。最後もハッピーエンドだし。しかし、この後戦況が悪化していくことを知っていると、このハッピーエンドも素直に喜べないな。

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