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2010-12-26(Sun)

教育映画「毬の行方」(1930年、昭和5年)

mari.jpg

某図書館でビデオを見た。
検索してみたら、つい最近もこんなところで上映されてたりするんですね。

ストーリーの流れ
小学校の校庭で毬遊びをしてる女子たち。行方がわからなくなった毬は、一子が隠したんじゃないかと疑われる。それをかばう礼子。
一子と礼子、下校中に捨て犬を拾う。
礼子の家にあそびにいく一子。
家に帰った一子は矢沢先生のありがたいお言葉を回想する。
一子の父が酔っ払って交番に保護されてる。
父、一子のために禁酒を決意する。
その翌日が運動会。父から洋服は買ってもらえなかったが、卵3つの弁当や新しいぞうりで大喜びする一子。
200メートル走の決勝で一子が一着に。
卒業式。一子は免状を持って帰るが、父がその免状を持ったまま急死。
一子、礼子のうちに引き取られ女学校に通うようになるが、あまりに親切にされるので家出する。
自分のことは自分でする、それが正しい人の道!

基本的にはかなり原作に忠実に作ってある。運動会で一子の花王石鹸の腰巻が見えるシーンまで忠実に再現されてるとは思わなかったな。とはいっても、51分の映画なのでかなり短縮されてますが。とくに、一子が家出をしてからの展開は、ナレーション(字幕)だけで大まかなあらすじを説明しただけで、一気にラストシーンへ。つまり、女学校編の描写はほとんどない。原作では女学校編の方が分量が多いんだけど。当然、海水浴の話もなし。最後は原作どおり、礼子の絵が帝展に入選してパーティが開かれ、正しい人の道の大切さを説いて終わる。
中盤のクライマックスである運動会のシーンが一番盛り上がってた。いっそ、運動会の200メートル走決勝で一子が一番になったところで終わったほうが映画としてはまとまってる気がする。

あと、やはり一子の父の死が唐突過ぎます。特にその原因は説明されませんが、これでは、禁酒したのが原因で死んだみたいだ。

原作と微妙に変更している点
原作では、「毬の行方」というタイトルの由来が著者自身の子供時代の思い出からきていると「はじめに」で説明されているが、このエピソードがうまく一子たちの話にアレンジされて映画のテーマが説明されてる。
小学5年生から始まる話が、6年生からということになってる。原作でも、小学生編の描写はほとんど1年分しかないので、このほうが自然だな。
一子が家出するとき書いた置手紙は、原作では机の引き出しから見つかるが、映画では愛犬ポチの首輪にはさまってる。面白い演出だ。
後、変更点ではないが、街の書店にちゃっかり「少女倶楽部」ののぼりが掲げられてるのに笑ってしまった。原作が掲載された雑誌ですね。原作は昭和4年7月号まで連載されてますから、その数ヵ月後に映画が公開されたことになる。

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