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2010-05-18(Tue)

白井道子著「希望の虹」を読んで

昭和26年12月20日詩文社発行の少女小説。
著者の白井道子を検索してもまともな情報はなにもでてこなかった。

特別おもしろいということもない凡作だと思う。

途中まではなんとなく「家なき娘(ペリーヌ物語)」っぽい内容なので、自然に私の脳内では主人公の弘子はペリーヌに、頑固なおじいさんはビルフランに変換されてる。
登場人物
北園弘子:主人公。六つのときに父を亡くす。最初は小学3年生。後に中学生になる。
北園清子:弘子の母。
水木弘明:弘子の父。フランス留学中に清子とパリで結婚する。外交官になった後、香港で病死。
水木弘高:弘子の父方の祖父。元貴族委員。弘子の母を恨んでいる。
金森博士:水木弘明の恩師。
植源さん:植木屋の源兵衛さん。弘子と母は源兵衛の離れに住んでいる。
銀二:植源さんの次男。弘子よりひとつ年上。
敏子:銀二の姉。戦後はバスの車掌になる。

話の前半は戦中が舞台。
いよいよ疎開することになった弘子は、はじめて祖父の存在を知らされ、祖父と一緒に田舎の別荘に疎開することになる。
祖父は、息子が勝手に外国で清子と結婚したことに腹を立てているため、弘子の母を恨んでいた。この辺が、「家なき娘」と同じような設定ですね。

この後、疎開先で弘子と祖父との心の交流が書かれるのかと思いきや、いきなり話は4年後に飛ぶ。疎開先から東京に戻って3年後。
この時点ですでに、祖父は弘子の母のことを許している。いつのまに!こうゆう心の変化をこそ、しっかり描写しなければならないと思うのだが・・・。

戦争が終わって、東京にある祖父の屋敷に戻った弘子と祖父。
ここからは行方不明になった母親さがしの話になる。
最初は何の手がかりもなく途方にくれるが、ラジオで母の歌声が聞こえたり、バスの車掌をしている敏子が偶然見かけたりして、おおよその場所をつかむ。
最終的に決め手となったのは、かつて弘子が母のために追った30羽の折鶴だった。物語の冒頭で、弘子が入院している母のために折ったものだが、その折鶴を母はずっと持っていて、部屋に飾っておいたのだ。このへんはうまく小道具を使ってると感じた。
最後は、母も弘子と祖父の家に住むことになって、ハッピーエンドで終わる。

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