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2009-12-13(Sun)

横山美智子「白鳥の湖」を読んで

「ここいらに・・・・・・胸のところあたりに小さな妖精がすんでいそうな気もするけど、でも心細い妖精よ。」

昭和32年偕成社発行の少女小説。
巻末には「海越えて」という中篇付。

横山美智子といえば、日本のアニメーション史上の最高傑作のひとつである「くもとちゅうりっぷ」の原作者ですね。

白鳥の湖

登場人物
若原まゆみ:主人公。バレーがすき。
まゆみの父:学者。パリで死亡。
まゆみの母(明子):娘には亡き父の学問をついで欲しいと思っている。
津路多賀子(つじたかこ):クラスの級長。バレーを習っている。まゆみが好き。
坂間礼子:ちょっと意地悪な少女。
林辺千晶(はやしべちあき):まゆみがあこがれているバレリイナ。
並川園子(なみかわそのこ):多賀子がバレーを習ってる先生。

タイトルからわかるとおり、バレーの話です。
主人公のまゆみはある悩みを抱えている。それは母からは亡き父の学問をついで欲しいとおもわれてるが、自分はバレーの道を進みたいと思っているのだ。やさしいまゆみは母の期待を裏切ることもできず、板ばさみ状態で悩む悩む。
その悩みをいくぶんやわらげてくれるのが津路多賀子。一緒にバレーを習って学芸会で白鳥の湖を踊ったりします。
最終的には、まゆみの憧れの人であるバレリイナ林辺千晶と出会い、諭される。結論的には、文武両道といった感じ。学問とバレエ、どっちもがんばれ!。

面白かったのは、まゆみと多賀子の会話で妖精の話をするところ。

「多賀子さん、・・・・・・あなたから妖精(フェアリィ)だなんていわれるとなんだか、ここいらに・・・・・・胸のところあたりに小さな妖精がすんでいそうな気もするけど、でも心細い妖精よ。」
(中略)
「まゆみさん、あなたの妖精がもし踊りの妖精だったら、舞踊をすててしまうことは、死ぬことよ。(中略)もしあなたの妖精が、ほんとは学問の妖精だつたら、舞踊の妖精は花束をゆずって退場するわ。」

「そうなの。妖精つて、ときどき、どつかへ飛んでつてしまうのね。きつときれいな心でなけりやいたくないのよ。妖精つて。」



なんとなく、「しゅごキャラ」を想像してしまった。
私の脳内キャスティングでは、まゆみはあむちゃんで、多賀子はなでしこだし。

海越えて

これも舞踊がテーマの小説です。
主人公はヒロミと杉子。
ヒロミの父はパリで行方不明、母親はなくなり天涯孤独となる。それを救ってくれたのが白鳥先生と杉子。ほんとうは杉子が先生の内弟子になるはずだったが、杉子がそれをヒロミに譲ってくれたのだ。
一方、内弟子の座をヒロミに譲った杉子は、品川で洋服屋さんをしている親類の下で働くことにする。しばらくは週一回、池袋に白鳥先生の研究所で舞踊のレッスンを受けていたが、いつかこなくなってしまう。
はたして、杉子とヒロミの運命は?という話。
途中、なぞのおじさんが現れてヒロミに舞踊のアドバイスをしたりするのだが、そのおじさんが実の父だとは気づかないまま話は終わってしまった。ちょっと中途半端な印象が残る。

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