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2009-11-13(Fri)

三木澄子「さくら草物語」を読んで

昭和28年ポプラ社発行の少女小説。
この本には長編の「さくら草物語」の他、巻末に「くるみ割り人形」という中編も収録されている。

「さくら草物語」
読み終えてから1日しかたってないが、もうすでに内容を忘れかけてる。それだけ印象に残らない内容だった。とりあえず、登場人物を整理する。
枝野千鶴子:主人公。父をなくし母と二人暮ししている。妹の雪子が行方不明。
枝野悦子:千鶴子の母。詩を書くのが好き。病気で入院する(潜在性の急性結核)。
ナツミ:千鶴子の友達。
クリおばさん:ナツミの母。
林先生:千鶴子の担任の先生。
和彦:バンビのバビちゃんと呼ばれる少年。母と死別している。千鶴子とは母親同士が親友だった。
和彦の父:小説家。
節子:ちょっといじわるな女の子だが、すぐ改心してしまう。
木崎三平:雪子をあずかってる謎の男。
黒めがねの男:雪子を渡す代わりにお金を要求する。

本筋は、入院してる母を元気づけるために、千鶴子が行方不明の妹(雪子)を探す話です。雪子は木崎三平が連れまわしてるのだが、何度か行き違いあった後、北海道の林先生の実家の旅館にやってきたところをでやっと会うことができる。ハッピーエンドです。
あんまりキャラクターがたってないため、どうしても平板な印象しか残らない。療養所が火事になったり、黒めがねの男とのサスペンスがあったりするのだが・・・。

「くるみ割り人形」
高杉美千代:母を亡くし、父と二人暮し。ちょっとわがまま。
千野愛子:千野のおばさまと呼ばれる親切な女性。
柴ルミコ:ルミコの母は美千代を助けるために亡くなった。

いきなり、謎の手紙から始まる。それはサンタ・クローズからで、クリスマス・イヴに千野愛子という人のアパートへ行けば、いいことがあるというような内容であった。いきなり、見ず知らずの人のアパートへ行けとは、ずいぶん怪しい手紙である。美千代は父に相談するが特に反対もしない。それもそのはずである。最後に明らかになるのだが、手紙を書いたのは父親本人なのだから。

千野のおばさまとやルミコとの出会いが会って、美千代はかわいそうな人たちのために「くるみ割り人形」の紙芝居を描いて上演したり、それがテレビ関係の人の目に留まって、全国中継される「くるみ割り人形」の舞台で主役を演じたりするようになる。一応、わがままだった美千代が素直な子になる成長物語らしい。

最後は、パパが千野のおばさまを新しいお母さんだよといって紹介する。はっきり再婚とは言ってないが、一緒に住むつもりらしいから、再婚するのだろう。冒頭のサンタ・クローズの手紙はそのための伏線だったのだ。再婚する前に、二人を引き合わせて様子を見るとは、策士だな。

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