ターザン・ブックスの13冊目。
今回はアフリカの秘境にあるローマ帝国の末裔たちが暮らす国が舞台。ターザンは行方不明の考古学者エリッヒを追ってその国に向かう。
この初期設定だけで、きっとターザンがコロセウムでライオンと戦ったりする展開をやりたいんだなと予想できる。実際、読者の期待通りそうゆう展開になったし、このコロセウムのシーンが一番盛り上がる。
その後、奴隷たちの反乱や、当初のターザンの目的である行方不明の考古学者の捜索などが続くが、なんとなく展開が雑な気がする。最後は、目的の考古学者を見つけてめでたしめでたし。
その後、このローマ帝国がどうなったかは不明なまま。新しい皇帝が人格者なのでそれなりに希望はあるが、外の世界を知った以上これまでと同じとは行かないだろう。エリッヒと現地で知り合った貴族の娘との恋愛も結局どうなったのか不明のまま。
後、この国は西の帝国と東の帝国に分かれていて、その分登場キャラクターが多く、読んでて混乱する。ローマ人っぽい名前も覚えにくいし。